【SC試験】情報処理安全確保支援士試験(旧セキスペ)に一発で合格した経緯!【※前提条件あり】

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合格した時の状況

よく巷で聞く「文系出身!」や、「実務経験無し!」などのバックグラウンドではありませんが、逆に実務経験があって、理系出身の場合はどんなもんなのか参考になるといいな思いメモしておきます。私の場合は、以下の様な感じです。

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)については以下参照

  • 情報系大学(サイバー大学)卒業
  • 応用情報技術者合格済み
  • Apple勤務で各製品のサポートをしていたため、幅広い知識はあった
  • 情シスとしてNWの保守や設定を行っていた(2年ちょい)
  • 技術には興味があった為、基本的にその辺りの勉強は苦じゃない

こんな感じでしょうか。そもそもLv3の応用情報技術者(ちなみに、一発合格です 笑)の合格もしていたので、午前の知識はほぼ無勉強で行けました。(とはいえ、油断で落とすのは嫌だったので午前対策として過去問道場はちゃっかり利用しました 笑)

お世話になった過去問道場

試験までに行った勉強

合格した試験が21年度春試験でした。前段でも記載した通り、20年秋で応用情報は合格していたので試験の3ヶ月前である2月から勉強を始めました。流れとしては、2月に午前Ⅱ対策をして、3、4月に午後Ⅰ,Ⅱの対策をしました。

行った午前Ⅱ対策

午前対策については、過去問をひたすらやる。これに尽きると思います。基本的にIPAの情報処理試験の午前問題は使い回しというか似た問題が多いので、過去問を8割〜9割取れる様になれば安心だと思います。

更にSC試験の場合、応用試験問題に似ている事も多く、私は初見から7割〜8割取れていました。そのため、知識を落とさない事を目的に、2〜3日間隔で過去問を50問以上解くという感じでやってました。トータルすれば、大体試験までに20時間前後はやったでしょうか。

行った午後Ⅰ,Ⅱ対策

一番力を入れて勉強しました。午後問題については、午前の様に同じ様な問題は使いまわされないので、純粋に知識をアウトプットする事が求められます。(とはいえ、テーマはある程度一貫しています)

とはいえ、過去問を繰り返し解く事が有効である事は変わらないと思います。過去問を解き、解答例と自身の答えのギャップを埋めていく作業の繰り返しになるかなと思います。また、実際に解答用紙を用意し、文字数制限や漢字による記載にも慣れる必要があります。

解答例を見ても分からない場合でも、試験名と年度で検索をすると結構解説してくれている有志の方がいらっしゃいます

過去問題(IPA)

解答用紙(iTecさん)

私は実際に印刷をして、字数制限に合わせて解答し、併せて漢字を書く事もトレーニングしました。最近は字を書く事をしないので、本当に漢字が書けなくなりました 笑

午後対策はⅠ,Ⅱ合わせて60〜70時間くらいでしょうか。

私としては、この為の参考書の購入は不要であると考えています。過去問道場で午前問題は大体解説がついていますし、結局は知識のアウトプットが重要であるからです。が、勿論購入自体を否定はしません

所謂、文系出身でも合格可能か?

※私は、正直なところ文系、理系という分け方は好きではないのですが、分かりやすくその様に表記します。

これについては、十分可能だと思います。やはり、計算問題やITの仕組みそのものというより、文章の読解力(というか、これは所謂理系でも必要な訳で)や暗記で乗り切れる部分も多いですし、実務経験がモノを言う問題もそこまで多く出ていないと感じます。(特にここ数年は)

言っても国家資格で、更にセキュリティ系の資格では国内最難関ですので、この分野に興味があったり、未経験からITへ転職したい人は良い手土産にもなるんじゃないのかなぁと思います。

とはいえ、取得する価値はあるのか?

ここは非常に難しい問題です。現時点で、IT系の士業と言われてはいますが、特に独占業務もありませんし、名称独占であるのみです。(しかも、セキュリティスペシャリスト等は名乗れる)例えば、「情報処理安全確保支援士」や「登録情報セキュリティスペシャリスト」等は名乗れませんが、その他セキュリティの専門家的な意味合いの言葉は利用できます。

厳密にいえば、独占名となっているのは「情報処理安全確保支援士」のみですので、登録情報セキュリティスペシャリストは対象となってはいません。
参照:Wiki
しかし、一般的にセキュリティスペシャリスト等を名乗る場合、少なくとも試験を合格していると見做されると思いますので、無闇に使用しない方がいいと思います。

また、注意しなければならないのは、試験に合格しただけでは上記の名称を利用出来ず、しっかりと届出を行い登録を受けた上で名乗る必要があります。登録には、所定の講習を修了し、手数料を支払う必要もあります。(しかもまぁまぁ高額)その為、合格をしても登録はしていない方も多い様です。

但し、今後はある程度の企業には情報処理安全確保支援士の設置を義務付ける方向になる可能性もありますし、何よりセキュリティ関連企業やIT系で働いている方には当然メリットもあります。(給与、信用の上昇等)

今期の合格率も「21%」とここ数年は上昇傾向にあります。国としてもセキュリティ人材の確保に動いている状況なので、興味がある方は今のうちに合格だけでもしておくといいかもしれませんね。

投稿者プロフィール

ITF Consultant 小 泉CEO
【書いている人】
栃木でIT及び家計のコンサルをやっている小泉です。ITについてのお手伝いを全般やらせてもらっています。本ブログでは、ITに関することや、お金に関することなどを発信しています。

【主な業務】
・業務効率化やネットワーク設定などのIT業務全般
・携帯料金などの家計支出最適化やお金の考え方など

【主な情報】
・元Apple Japan勤務
・サイバー大学卒

【主な合格済み国家資格】
・情報処理安全確保支援士試験
・応用情報処理技術者
・2級FP技能士

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コメント

  1. 何故か文中のリンクカード表示がおかしいですが、遷移先は正しいページとなっています。
    原因は只今調査中です。ご不便をおかけいたします。

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